2017.01.18
『地上が荒らされ、動物の種が絶え始める時、人種や信条、職業を越えた人々が現れ、彼らの行いによって地表に再び緑が蘇るであろう』
”アメリカインディアンの古い言い伝え”
『虹の集会』(Rainbow Gathering)というのを聞いたことあるでしょうか。
今回南インドを旅していて、この虹の集会に出くわしました。
旅に出る時、遺跡を見たり、有名な建築物を見たり、雄大な景色に感動したりと、日常を離れた体験は私たちの視界を拡げてくれます。 一方、あちらこちらを旅した人は、何かを見るだけの旅に飽き足らなくなり、自分を変えてくれる体験を旅に求めることが珍しくありません。
『虹の集会』はそんな人達の為の集まりとも言えます。
大自然の中の会場にいつから集まるよ〜、という通知がネット上で拡散し、それに向けて世界中から人々が集まります。 そして、新月から次の新月までの27日間を、キャンプし、一緒に食事を作り、焚き火を囲んでの円陣の中で自分の得意な芸を披露し、生活を共にする。
人類皆兄弟と言葉でなく、体験で得る旅がそこにあるのだと参加者は言います。
地球に、そして人によって自分が生かされていることを、実感できる原体験がそこにはありそうです。