2017.01.28
ジョーティッシュでは、実際の天体の運行(ゴチャラ)でこれからの様子を予想したりもします。
その際に一番注目されるのは、土星と木星の動きです。 なぜなら、この2つの惑星は、ジョーティッシュで使われる9つの惑星の中で各星座に留まる期間が最も長いからです。
一つの星座に土星は約2年半、木星は約1年です。
今月の1月26日から土星が、射手座に入りました。 そして次の山羊座に移るのは、2020年の1月24日ですから、ほぼ3年間、射手座に留まることになります。 この期間は、予想外の変化が起きやすいと言われています。
但し、土星は逆行しますので、今年の6月20日から10月26日までの期間は、さそり座に戻っています。 この時期は、特に要注意の変化が起きやすいかも知れません。
ご自身の誕生チャートを持っている方は、射手座がどう言う部屋になっているかを見てみます。 それによって、変化が自分の人生のどの分野で起こりそうなのかを見立てていきます。
次に土星が睨み(アスペクト)を利かすことになる水瓶座、ふたご座、乙女座がどのような部屋に当たっているかとみます。
それをラグナチャート(上昇宮チャート)と呼ばれる生まれた時の東の地平線を第1室にしたチャート、そしてラシチャート(月チャート)と呼ぶ誕生した時の『月』のあった星座を第1室に据えたチャートからみてみます。
また、生まれた時の月が山羊座にあった方は、サデサティ(7年半)と呼ばれる時期に入ったことになります。
普通はサデサティの期間は、7年半ほどですが、今回は8年ほど続くことになります。
その他、生まれた時の月がさそり座や射手座にある方も、サデサティの期間を通過中と言えます。
一般的にはサデサティを3つの時期に分けた時に、最初と最後の約2年半づつが特にチャレンジに立ち向かうことが多くなる傾向があるようです。
一方、サデサティの期間には、結婚、出産、昇進、仕事の成功、外国旅行などが起こりやすいとも言われています。
もし、サデサティの期間に入っていらっしゃる方は、特に内観の時間をしっかり取られ、大いなる自然との繋がりを大切に日々を過ごされると良いでしょう。