皆さんは金星と言うと、どんなイメージを持たれているでしょうか。

愛情、人間関係、生きる楽しみ、情熱、豊かな生活、金満、文学、詩、芸術、etc.

その金星は、今年の1月27日から最も居心地よく、高揚する、水の質の魚座に入っています。魚座の支配星は、良き木星です。　そして、次の星座である火の質のおひつじ座に5月31日に移動していきます。

その間、3月4日から4月15日には逆行します！　更に細かいことを言いますと、3月21日から3月25日までの間は、ジョーテュッシュ的に、金星が太陽に近づき過ぎた状態になります。

うお座は、２匹の魚がシンボルにあるように２つの相反する質があります。　一方では究極の癒しでもある、解脱の高みへの渇望。　もう一方では、次元の低い欲望の誘惑もそこにはあります。

この金星が逆行している時期には、突然の、予想だにしていない変化が起こりやすいと言われています。

金星が高揚する魚座にあって、逆行する時には変化が起こりやすい分野は、仕事、愛情、人間関係、生活環境などです。
整理される人間関係は、この時期に新たな方向性に展開していくことでしょう。　新しい仕事の分野への転換が起こるかも知れません。

今と似たような、金星が高揚する魚座に居て、逆行するのが前回起こったのは、8年前でした。　ご自身を振り返ってみて、その頃に、何か大きな変化はあったでしょうか。

このような時期には、自分の人生における大きな決定は避けれるのであれば、避けておいた方が良いかも知れません。

私達の２つの相反する質と言う時、それは動物として子孫を作り、生命を維持する要素と、人間として活動する要素の相反です。　動物の要素を司る脳幹と人間らしさを司る大脳新皮質のバトルと言っていいかも知れません。

空海は室戸岬の洞窟で静坐修行中に、金星である『明星』が口の中に飛び込んできた、と言う神秘体験で悟ったと言われています。

星の動きから解放され、喜びに満たされた人生の為にも、静坐の時間を楽しんでいきたいものです。