2018.07.05
梅雨明けしたと発表までされたものの、梅雨の戻りとして復活している不安定な空模様が続きます。
これから1ヶ月ほどの間には、日蝕と月蝕が続けざまに3回起こります。
7月13日にまず日蝕。 それから2週間後の7月27日に月蝕。 さらに2週間後の8月11日に日蝕です。 (なお、ジョーティッシュ的にインパクトのある大きな天空の出来事はツイッターの@tenkooannにても発信しています。)
最後の8月11日の日蝕が、かに座で起こる時、そこには太陽、月だけでなくラーフに水星と4つのグラハ(惑星)が集結しています!
日蝕に月蝕? それがどうした?ということにもなります。
日本では春夏秋冬の4つの季節を区別しますが、天気の方は日々変化している訳で、便宜的にその4つの季節に分け、衣替えしたりと生活のリズムに使っています。
節分として今は2月3日であり、その翌日が立春となっています。 衣替えを6月1日にして、制服のある学校では、冬服から夏服に切り替えたりもされています。
ジョーティッシュ的に日蝕や、月蝕はそういう季節の変わり目でイメージされています。
夏服に衣替えをすると、それで4ヶ月間は通すように、日蝕や月蝕で切り替わった状況は、4〜6ヶ月の影響があるとも言われています。
つまり、リセットボタンが押される、ということになります。 自分自身を見つめ直すきっかけや、大きな転換点にもなる訳です。
北インド方式のチャートをお持ちの方は、4の数字の入った部屋がご自身の月(Moon)のある部屋から何室目に当たるかみていきます。 数えるときには、月のある部屋も含めて数えます。
こちらのチャートを例に実際に見ていきます。
月(Mo)のあるところを確認します。 ”7″(てんびん座)の数字が入っています。 ここから反時計回りに”4″(かに座)のある部屋までを辿っていきます。
月のある部屋を1と数えて辿っていくと、”4″のかに座は第10番目になりますので、月のチャートでは第10室ということになります。
そして、そのかに座にある第10室の対角線にある部屋もみていきます。アスペクトと呼ばれる影響を直接受ける部屋になります。 この場合ですと、”10″(やぎ座)と記入されている部屋となります。 その部屋が、月のある部屋から反時計回りに何室目かというと、第4室に当たります。
このチャートの場合は、かに座で起こる今回の日蝕・月蝕の影響は、第10室と第4室に関わる人生の領域で根本的な変化として起こってきやすい、ということになります。
それでは、下の各部屋の領域からみてみますと、この例からは第10室の仕事の領域と第4室の住環境の分野で大きな変化がありそうです。 また、健康面で不安がある場合には、第10室の大腿や膝のあたり、第4室の肺や気管支に関わる咳や風邪に注意を払うと良いかも知れません。
チャートをお持ちの方は、ご自身の変化が起こりやすい分野を確かめてみてください。 なお、これらはあくまで目安ですので、ご自身の常識に照らし合わせ、自己責任で考察されることをお勧めします。
*各部屋が関係する領域
1室(自分自身):自分自身、自我、身体、生まれた環境、頭部:
2室(財産):財産、家族、飲食、コミュニケーション力、顔:
3室(努力と訓練):努力と訓練、弟妹、精神的強さ、短距離旅行、音楽・ダンス、本人の寿命・死因、腕、肩、右耳:
4室(生活の土台):母親、家庭、土地、乗り物、幸福、農業、基礎教育、胸、肺、気管支:
5室(創造):子供、創造、高等教育、宗教的実践、真言、投機、胃、心臓:
6室(争い&病):敵、部下、争い、病気、事故、競争、腸:
7室(パートナー):配偶者、ビジネスパートナー、結婚、セックス、記憶の喪失、腰腹部、泌尿器、内部生殖器:
8室(苦悩):本人の寿命、死因、トラブル、名誉失墜、慢性病、ヨガ、静坐、研究、占星術、外部生殖器:
9室(父と信仰心):父親、師匠、幸運、巡礼、長距離の移動、外国、腰:
10室(天職と天命):仕事、上司、天職、天命、社会的使命、大腿、膝:
11室(願望成就、利益):兄姉、友人、支援者、定期的収入、利益、社会的評価、成功、願望成就、すね、左耳:
12室(消費、損失):損失、出費、投資、負債の返済、寄付、解脱、外国、海外移住、死、左目、足:
P.S. 運命改善に使われるヤギャとは何かという新しいサイト『ヤギャ祈り』を立ち上げましたので、一度お寄りください。
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