2023.04.19
日蝕と月蝕はそれぞれ年に2回起きます。 直近ですと4月20日に日蝕があり、5月6日に月蝕があります。
日食・月食はなぜ重要かと言うと、比喩的にしか言えませんが、日食は巨大なエネルギーの塊のようなもので、ブラックホールのような引力を引き起こす感じと言えます。
日食が起こる星座が第何室に当たるかを見れば、人生の中でチャレンジを経験する事柄がわかります。
日食と月食の最大の違いは、日食が物理的・現実的な事柄に影響を与えるのに対し、月食は心理のバランスを崩し、人生における幸福を乱すことです。
こう見てみると、私たちには年4回の運命の変化や迷走に向かいやすいタイミングがあることになります。
2023年4月20日の新月の日に起こる牡羊座の日蝕(日本時間午前10:34~午後4:04)では、5つの天体が集結します。 太陽と月とラーフという定番の3者に加えて、水星と天王星が加わります。
これが引き金になって、私たちを取り巻く状況に、今後数ヶ月の間に多くの変化をもたらすことでしょう。
逆行モードの水星(厳密には4月21日からですが)と、不安要素を増幅させる天王星の存在により、この集結は心理的にも物理的にもチャレンジングなものになりそうです。
4月20日に月が牡羊座に移動し、その日の日食とともに5惑星大集合を完成させます。
月は4月22日に牡羊座を去りますが、代わって木星がこの集結に加わり、この5惑星大集合は長続きし、日食の影響を私たちのホロスコープに映し出し続けることになります。
自分への具体的な影響はどうなのか?
これが一番気になるところかと思います。
ご自身でチャートをお持ちの方は、月を第1室にするチャートで牡羊座が第何室に当たるかを確認します。
その部屋の事象に関して、チェレンジに感じることが起きやすかったり、予定通りに進みにくいと感じることが出てきやすくなります。
例えば、牡羊座が第10室に当たる場合は、仕事面での進展が妨げられると感じることがあるでしょう。 しかし必ずしもチャレンジングというだけでなく、仕事面での新しいチャンスや予想外の機会に遭遇する可能性でもあります。
自分の人生のどの領域でチャレンジな事象に遭遇しやすいかを、頭の片隅に置いておくのは冷静な対処の助けになることでしょう。
そして究極の対処法は、意識を絶対の中に確立しておくことです。
豊な静寂の時間が、それを可能にしてくれることでしょう。