2023.12.12
インドのアーユルヴェーダの伝統の中で、診断に必ずしも脈診が使われる訳ではありませんが、これまで出会ったヴァイジャ(アーユルヴェーダ医師)の中で、その脈診(Nadi Vaidyam)で傑出されていたと思えたのが、2013年に92歳でお亡くなりになったヴァイジャ・トリグナ先生でした。
その先生から受けた初めての脈診が衝撃的だったことは、こちらのブログで以前に綴りました。
トリグナ先生は、デリー市内のクリニックで毎日大行列の患者さんを診られていましたが、当番もその行列に並んだことがあります。 診察は無料で、処方されたお薬を買って帰ることになります。
その様子を捉えた4分半の映像がYoutubeにありますので、こちらからご覧いただけます。 また、クリニックの場所は、こちらから確認いただけます。
この先生から直接教えを受けた方は、家族以外では極めて少ないのですが、たまたまそういう方との出会いが数日前にありました。
そのトリグナ先生が、これだけは実行すると良い、とおっしゃっていたのは、『朝の散歩の際に、口で呼吸するように歩きなさい』ということだったそうです。
つまりゆったりのんびりと歩くだけでなく、時には坂を早足で登るような歩きを取り入れて、口で呼吸をするほどの荒い息にすると良い、というものです。
現代の歩き方の指導でも登場しますが、こういう先生からお勧めを受けると是非とも取り入れよう、という気になります。 是非、お試しください。